我が家は新居に引っ越してもうすぐ1年になります。
今回は「家を建てたらやってくる税金」のお話をしたいと思います。
計算方法を分かりやすくするために、我が家の税額を公開しますね(‘ω’)ノ
固定資産税
家を建てたら「固定資産税」の支払いが始まります(^^;
固定資産税とは…所有する土地・家屋及び償却資産に対してかかる税金のこと。(毎年市町村に納めます)
固定資産税を決定するための「実地調査」
新居が出来上がると、しばらくして「市」から電話がかかってきました。
「固定資産税を決定するために、お家の調査をさせてください。」とのこと!これが噂の「実地調査」です。
通常1時間ほどで終わるようですが、我が家は建坪が43坪とやや大きめのため、1時間半ほどかかるとのことでした。
都合の良い日を聞かれ、その時に調査の日時を決めました。直接電話ではなく、お手紙が来ることもあるようです。
実地調査ではどのようなことをするか
当日は2人の男性がやってきて、家の中を見て回り、いろいろ測っていました。(その間、私は普通に家事をしていました。)
最後に、これからかかる税金についてのお話をして帰っていかれました。
固定資産税の計算方法
固定資産税の計算方法は、基本的には土地や家屋の「評価額」に1.4%をかけた金額になります。
実地調査はその「評価額」を決めるためのものです。
決定した我が家の固定資産税額を公開!
そして次の年の4月。やってきました。固定資産税!
公開します!
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解説しますね。
土地の評価額1,679,721円と家屋の評価額11,203,241円の合計が12,882,000円。これに1.4%をかけると、固定資産税額は180,348円。
注)実際、家ができたのは前の年になるので、この評価額は「2年目」の評価額になります。(最初の評価額が知りたいときはこの評価額を0.8で割るとでますよ!)こちらが参考になります⇒東京法務局 経年減価補正率表(PDF)
軽減税額が63,797円なのでそれをひいて、116,500円也。高っっ!!
今回、本来の固定資産税額から63,797円軽減されましたが、私の地域では軽減される期間は3年間。それを過ぎると本来の税額に戻るので、それがまた怖いです(p_-)
支払いは1期~4期に分けられていて、1期分は29,500円。
4回に分けて支払ってもいいし、まとめて支払うこともできます。
先に家を建てたママ友たちから「住宅ローン控除で、年末調整はたくさんお金が返ってくるけど、税金の支払いのためにお金は取っておくように!」とアドバイスされていたので、それを守って一括で支払いました!
支払い完了!と喜んでいた私ですが、さらなる税金が今度は「県」からやってくることをこのときは知りませんでした…
さらに「県」から…
今朝(8月1日)、郵便物を確認していたら「県」から何やら届いていました。
「県」から来たということはもしや税金関係…!?自動車税は払ったし…。固定資産税は「市」から来たし…
おそるおそる開けてみると…
バーン!
「不動産取得税納税通知書」
なにこれ聞いてないΣ(゚Д゚)
不動産取得税
不動産取得税とは…土地や家屋を取得(新築・増改築)した人が取得時に一度だけ納める県の税金のことです。
毎年払う固定資産税とは違い、払うのは取得時に1度だけです。
きっと市の実地調査員の方は、県からくる税金についても少し説明してくれていたと思いますが、都合の悪いことは聞き流す私…(._.)
「土地」の取得税
実際、「土地」の取得税については説明してもらったのをチラッと覚えていました。
ところが県からの知らせがいつまでたっても来ないので、こちらから問い合わせたところ、なぜか我が家が土地を取得したとき「宅地」ではなく「田」になっていたようで、これに関して税金はかからないと言われました。
今は「宅地」になっているはずですが、取得時に「田」だと非課税になるのでしょうか?今でも謎です。
土地の取得税の計算方法は「不動産取得税 土地」などでググってみてください。すみません…
「家屋」の取得税
とにかく、「土地の取得税」がなぜかかからなかったため、もう県から税金が来ることはないと勝手に勘違いしていました。
無知な私…
ところがやってきたのが、今回の家屋の「不動産取得税通知書」です。
家屋の取得税の計算方法
家屋の最初の評価額×3%(住宅以外は4%)=税額
評価額は「最初の評価額」で計算するので、固定資産税の紙に書かれている評価額を0.8で割ったもので計算します。
我が家の場合だと、固定資産税の紙に書かれている評価額(2年目の評価額)11,203,241円を0.8で割ると「最初の評価額」が分かります。
11,203,241円(2年目の評価額)÷0.8=14,004,051円(最初の評価額)
新築住宅の不動産取得税の軽減制度(1200万円控除)
我が家の場合、家屋の最初の評価額は14,004,051円なので、これに3%をかけると420,120円という高額な税額になるのですが、特例適用住宅(延べ床面積が50㎡以上、240㎡以下の住宅)の場合は税額が軽減されます。
【軽減される場合の税額計算】
家屋の最初の評価額-1200万円(長期優良住宅は1300万円)×3%=税額
(我が家は長期優良住宅ではないので1200万円が控除されます。)
軽減後の家屋の不動産取得税を公開!
それでは公開しますね!我が家の「不動産取得税」
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軽減後の金額が60,100円です!
こんな税金が来ることなんて知らなかったので準備してません(T_T)はあ…痛い出費です。
納税通知書が送られてくる時期は、取得してから約6ヶ月~1年後が多いようですが、我が家の場合は約1年後に送られてきました。
「取得税」はすっかり忘れたころにやってくるので、十分気を付けて下さいね!
還ってくるお金「国税還付金」
ちょっとブルーな気持ちになってきたので、最後に還ってくるお金についてもお話ししたいと思います。
サラリーマンの場合、会社が年末調整をしてくれるので自分で確定申告をしないと思いますが、家を建てると「住宅ローン控除」を受けるために自分で税務署に行って確定申告をする必要があります。
注)確定申告が必要なのは1年目だけで、2年目以降は必要ありません。
確定申告をすると、それから約1ヶ月後に税金が還ってきます。(指定した金融機関の口座に振り込まれます。)
それでは我が家の「国税還付金」公開!
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ローン残高の1%くらいが還ってきました。(いろんな条件を満たした場合にこのくらいになります。)
H28年に家を建てた場合、住宅ローンの控除期間は10年間です。嬉しいな♪
注)公開した税額・還付額は我が家のもので、誰もがこれくらいというワケではありません。