私はホテルのようなお部屋に憧れていました(*^^*)
理想はモノトーンな落ち着いた感じのお部屋で、床はダークブラウン( *´艸`)
勝手にどんどん妄想は膨らんでいたのですが・:*:・
大工の義父は最初から杉の木を使った木の家にすると決めていたようですΣ(゚Д゚)
木にこだわる理由
義父が杉の木にこだわる理由は、湿気に強くかびにくいからということでした。
それだけでは納得するのに物足りなかった私は、自分でもいろいろ調べてみました。
国産材と輸入材の違い
国産の木は日本の気候・風土で育ちます。高温多湿な日本の気候に適しているということは、木を食い荒らすシロアリに抵抗する力を備えています。
一方、輸入材は日本の害虫に対する抵抗力を持っていないため、薬品漬けにします。なんか健康に悪そうですね|д゚)
また、日本で育った木は冬に空気が乾燥すれば蓄えた水分を放出し、梅雨に湿度が高くなれば水分を吸収し蓄えます。
義父が言っていた湿気に強くかびにくいとは、湿度を一定に保てるということだったのですね( ゚Д゚)ヘー
乾燥した気候で育った外国の木ではその効果が得られにくいようです。
また、杉やヒノキのような針葉樹は柔らかく、裸足で生活する日本人にとっては、足に優しく感触が良いです。冬でも暖かく、ヒヤッとしません。調湿性が高いため、夏場はベタベタせず、サラッとしています。
万が一転倒した場合、柔らかい床は衝撃を和らげてくれます。
輸入材で多い広葉樹は、堅くて傷がつきにくく、靴をはいて生活する外国人に向いています。触るとヒヤリとします。
義父は身近な木である、杉を好みますが、欠点もあります。
杉の木の欠点
①傷がつきやすい
杉の木は空気をたくさん含んでおり、柔らかく、傷がつきやすいです。ですが、杉の床にしたお友達数人に聞くと、最初は気になったが、そのうち気にならなくなるそうです。
②シミになりやすい
杉に限ったことではないですが、無垢の床はシミになりやすいです。義父によると、無垢でも塗れる塗料があるそうです。
③値段が高い
合板フローリングと比べると、やはり割高ですが、長持ちするためメンテの面など長い目でみるとお得です。
④乾燥すると隙間ができる
調湿性が高いため、夏の湿気が多い時期は水分を含み、膨れるため木と木の間がぴったりしていますが、冬の乾燥した時期は水分を放出し縮むため、隙間ができてしまいます。この収縮は木が呼吸しているために起こるので、長所ともいえそうです。
うーん、特に致命的な欠点はなさそうですね…
利点の方が目立ちます。
大きな梁
結局、私の理想をよそに家作りはどんどん進んでいきます。
天井は間接照明で…と言ってみたものの、完全にスルーされています(*´Д`)
いいなぁ…間接照明…
うちはこんな感じです。
↓↓↓
理想と大きくかけ離れましたが、なんとも立派な大きな梁です。
建築中、通行人が足を止めてこの梁に見入っています。
分かる人には分かるんでしょうね…凄さが。
杉の家は年を重ねるごとに経年美といって、その風合いがでてくるそうです。そちらはちょっと楽しみです(^^♪
梁は大きすぎて機械に入らないため、義父が手作業で仕上げました。写真は完成したときの様子です。
この家に使う杉の木は、私たちが家を建てる時のために、良いものを厳選して取っておいてくれたそうです(*´ω`*)
義父の気持ちを思うと、木の家もなんだか良さそうです。
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