私の母親は私が物心つく頃から愚痴ばかり言っていました。
愚痴の内容
母親の愚痴の内容はだいたい、近くに住む姑と舅の悪口でした。
まだ幼かった私には母親が言う悪口の意味が全然わからなかったのですが、愚痴が始まると決まって母親は機嫌が悪くなり、よく八つ当たりされました。
大きくなってから、母親の愚痴の内容がわかり始めました。
要するに、義理の親の近くに住まされたのが嫌だったようです。
私が小さい頃から聞かされていたのは、住んでいる家が気に入らないということや、舅が自分のことを嫌っている。という内容でした。
でも母親の話には具体性がなく、ただイライラしていて意味がわかりませんでした。
子どもは母親の味方
私は小さい頃から母から近くに住む祖母や祖父の悪口を聞いて育ったので、祖父母には全然なつきませんでした。
近いのにたまにしか顔を見せませんでした。
一方で、私の父親の妹(私のおば)家族は距離はありますが頻繁に祖母宅に来ていて、その娘達(私のいとこ)はとてもおばあちゃんっこでした。
私はおばあちゃんっこに憧れていたので、いとこのことが羨ましかったです。
そんないとこですが、父方のおばあちゃんのことは嫌っていたようです。
なぜかと言うと、母親から姑の悪口を散々聞いて育ったからです。
子どもは母親の味方をするものなんでしょうね。
無意識のうちに母親からまるで洗脳されるかのように大きな影響を受けてしまいます。
子どもは母親の影響を強く受ける
小さい頃はあまり意味もわからず、母が悪口をいうのだから祖母はきっと嫌な人なんだろうなと漠然と思っていた私ですが、大きくなり、両者の話を聞くと、一方的に祖母が悪いわけでもありませんでした。
嫌なら家を出ればいいのにと母親に対して思いますが、一人で生活していく力のない母は結局居続けて、愚痴ばかり言っているのです。
大人になった今、私は母親が嫌いです。
嫌いですが、自分が子どもを叱るときの口癖が母親そっくりになってしまっていることに気付きました。
小さいときに受けた影響は無意識のうちに身についてしまうのです。
それからは反面教師(母)の真似をしないように努力しています。
自分の言動が子ども達に悪い影響を与えないよう、小さかった頃の自分を思い浮かべて。
良い環境で育った夫
夫の両親は常に子どもや孫を優先するタイプです。
近所付き合いも良く、活発に地域の行事にも出ています。
そんな家庭で育った夫ですが、なぜか自分の母親に対して厳しい態度を取ります(・_・;
良く母親のことを「イラッとする」と言っていますが、甘えている証拠でしょうね。
結局は親の近くに家を建てることに決めていた夫は両親のことが大好きなんだと思います。
私はそんな夫が羨ましいです…